- sakura-tokyo
#1 嗜む程度です
アニメスタジオのブログなのでアニメーションの話題を書こうかと思ったのですが・・・
特に書くことが思いつきませんでしたw
なのでそういった話題は他社をあたっていただいて、ここでは僕のちょっとした趣味や思い出話を記してゆこうと思います。
まあなんというかHPも刷新したので時折更新する場所を作って
「やってるよ!まだ潰れてないよ!」とアピールしたいな~と考えた次第です。
誰もやってくれないので自分でやるしかないか~と覚悟を決めました。
数回で終わる可能性大ですけどねw
まずは酒w
アニメの会社なのに・・・
まぁいいや
僕はウイスキーを多少嗜むのでそれの紹介などをしてお茶を濁そうかと思います。
ジョニーウォーカーのブラックラベル

通称「ジョニ黒」です。
簡単に歴史などを・・・
ジョニーウォーカーの歴史はジョンウォーカー&サンズ社から始まります。
上記ジョンウォーカー&サンズ社はジョン・ウォーカー氏により1820年に食料雑貨店としてスコットランド南部のキルマーノックで創業されました。
このジョニーウォーカーブランドでウイスキーの販売を始めたのが、三代目の孫の時代にあたる1909年~なのだそうです。メチャメチャ歴史がありますね。
このジョニ黒以外にも赤や緑、スイングやゴールド・青があって最近はその派生品も充実しています。年間2億本以上のボトルが出荷されているそうです。
ジョニ黒は昔、大卒の給料一ヶ月分と言われたほどの憧れだったそうです。
これは有名なエピソードですね。1989年の酒税法の改正以降、価格の内外差は減少して現在はお求めやすい価格になっています。
その下のエントリー品がレッドラベル、通称ジョニ赤。
ウイスキーを飲み始めた方にお薦めなボトルでハイボールとか美味しいと思います。
ジョニ黒の上位には緑もあります。
ジョニーウォーカーは通常、大麦を発酵・醸造してポットスチルで蒸留しアルコール濃度を高めた癖のあるモルトウイスキーと、トウモロコシ等の穀物を連続式蒸留機で蒸留した癖の無いグレーンウイスキーをブレンドして作られる「ブレンデッドウイスキー」ですが、
グリーンラベルはモルトウイスキーのみをブレンドしている「ブレンデッドモルト」です。
蒸留器の説明は長くなるので省きます。(単式と連続式の違い、単式の中での違いや蒸留数の違い、連続式の種類の違い等キリがないので)
その上のスイングは起き上がり小法師のような変わったボトルで、豪華客船の乗客の為に作られたのだそうです。船が揺れても倒れない独特な形状のボトルです。
更にその上には金や最高グレードの青がスタンバっています。
金は今18年熟成だったかな?昔の15年が美味しかったですね。
因みに最高級のキングジョージ5世の中身は青と一緒です。
一番上の青はまろやかで飲みやすいかと思わせつつ、実は結構癖のあるウイスキーです。
昔はオールデストって名前でした。
ジョニーウォーカーは現在、世界的な巨大企業「ディアジオ社」の看板銘柄のひとつです。
そんな社会的責任も大きな会社なので、昨年「環境に優しい紙のボトルを採用する」といったお茶目な決断を下し、全世界の(少なくとも日本の)BARのマスター達から不評を買っているとかいないとかw
日本ではLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループとの合弁会社「MHDモエ・ヘネシー・ディアジオ」の取り扱いです。
LVMHは読んで分かるとおりコニャックで有名なヘネシーや、バッグや財布で有名なルイ・ヴィトンを取り扱う巨大コングロマリットです。
最近ではアメリカのブランド「ティファニー」を買収して話題になっていました。
ティファニーといえば映画「ティファニーで朝食を」が有名ですが、原作者のトルーマン・カポーティは映画に対して不満を持っていたことはあまり知られてないようですね。
オープニングのショーウィンドウでの朝食のシーンに対する文句など、呆れたような発言をしていた文章を読んだ記憶があります。昨年公開された映画「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」でもそこには触れていませんでしたがw
こちらで取り扱いのシングルモルト「アードベッグ」は個人的に大好きなウイスキーです。
昔の寸胴ボトル(←ここ重要)の「グレンモーレンジ」も美味しいですね~
と、わき道にそれてしまいましたが上記画像のブラックラベルも美味しいですよ!
実は上のボトルはすこ~し珍しくて
左の2本が1970年代にボトリングされたもの、右の1本は1980年代のものです。
ラベルやキャップのデザインで判別します。(マニアですからw)
画像の時代のキーモルト(主要なモルトウイスキー)としてよく挙げられるのはモートラックやタリスカーです。(現在は少し変更されているようです)
タリスカーはドンキホーテでも見かけるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
ドンキ、ドンキって僕の回りはよく言っていますが、ドン・キホーテだよって心の中で突っ込んでいます・・・が、よく考えたら「ドンドンドン、ドンキ~、ドンキ、ホオテ~」って歌ってたかw
勿論このジョニ黒も売っています。
上記画像のボトルは現行品に比べて濃厚でまろやかな美味しいボトルです。
味は全く違うんですよ、良くも悪くも現代は大量生産の時代です。
長きに渡ったウイスキー冬の時代を経て、2000年代にサントリーさんの仕掛けたハイボール戦略によって、じわじわウイスキーの人気は高まりました。
そして2014年のNHKさんの連続テレビ小説「マッサン」でウイスキーブーム到来。
とんでもないブームになってしまって、特に日本のウイスキーは(プレミアム品が)価格も高騰して手に入らなくなってしまいました。
それに歩調を合わせるように世界的なウイスキーブームが巻き起こり、殆どの蒸留所が原酒不足に陥りました。
冬の時代を知るものとしては嬉しいやら、悩ましいやら・・・
そんな複雑な気持ちのまま、アニメのことは一言も語らず今回は筆を置きたいと思います。
また次回があればお会いいたしましょう。
文責
桜栗英人