検索
  • sakura-tokyo

#11 講演会は恐宴会


会社のブログなのに私物化が止まりませんw


*以下、全てのメールや事柄はフィクションを織り交ぜて書いています。


ご近所付き合いって難しいですね。

今回は僕の住んでいる集合住宅での出来事です。

全体の集会で知り合った別の階の住人との話です。


その方の年齢は、おっさんの僕よりも更に先輩の男性でした。

普段はすれ違うたびに挨拶する程度のお付き合いだったのですが、1年半ほど前に・・・

いや、コロナ騒動の前だったので2年近く前でしょうか?

「どこかで飲みませんか?」

と声を掛けられました。

僕は楽しく飲めるのでしたらあまり拘りのない人間なので

「いいっすよ!事前に都合のいい日を出していただければ極力合わせますよ!」

なんてかる~く返事をしていました。


その後、連絡を待ちつつもすっかり忘れてしまっていたところ、なんといきなり我が家を訪ねて来られました。(もちろん電話番号は交換していました)

生憎(幸いにも)留守だったので、インターフォンに残った映像で確認しました。

これはどういうことなんだろうと思ったのですが、面倒くさいので放置していました。

(無類の面倒くさがりやなんですw)

かみさんからは「絶対に家に上げては駄目!」命令が発令されました。

まあ部屋の惨状を見れば僕も100%同意見ですw


そんなことが何回か続いた後(多分片手では済まなかったと思います)

たまたま外ですれ違った際にお話しする機会に恵まれました。


お話を伺うとやはり我が家で飲みたいようでした。

それはちょっとNGと伝えると、では彼の家で飲みましょうと・・・

僕としてはどこかのお店で飲みたかったのですが、あまり乗り気ではないご様子です。

「まあ、じゃあそれならいいですよ」と、

「申し訳ないのでウイスキーでよければ持って行きます。普通の人が聞いたら引くくらいの数のボトルが我が家にはあるのでw」なんて冗談めかして話しました。


そして改めて

「ある程度事前に、都合のいい日を出していただければ極力合わせます」

と伝えたのですが、お誘いのショートメールが来るのはいつも当日か前日の夜でした。

暫く断り続けていたところ、いきなりこんなメールが届きました。

「知人が講演会をやるので、そちらへ昼間ご一緒しませんか?」

おおお!危険信号点灯です!

正直、メールを見た瞬間「そっちかー!」って思いました。

但し、ここで過剰反応したら逆効果です。

一応、冷静に

「どんな講演会なんですか?」

と返信したのですが、それ以降連絡が途絶えました。


そして一週間後、何事もなかったかのように飲みのお誘いメールが届きました。

相変わらず前日の夜だったので断ったところ(できればもう忘れて欲しかったのですがw)数日後にやっと調整できる日程での連絡がきました。

もうしょうがない!

飲みたいという気持ちは完全に無くなっていたのですが覚悟を決めました。

当日は後々のことを考えて(ご馳走になると後が面倒なので)ウイスキーだけではなくおつまみも大量に用意しました。これで必要な物は水と氷のみです。

(僕は基本ウイスキーはストレートなので、チェイサーの水と氷です)


ウイスキーはマッカラン12年とブラックニッカの限定品、バランタイン17年の3本を持って行くことにしました。

バランタインは少し前のラベルの未開栓のもの、ブラックニッカは開栓していますが8割くらい残っていました。

マッカランはボトル変更前のシェリーカスク、残量は半分程度と少なかったのですが2年近く育てているボトルなので、そこそこいい感じに育っていました。


最近のマッカランはウイスキーファンからは色々なご意見もあるようですが、育てるとまあまあ美味しくなります。


育てるというのは、ウイスキーの香りが開いてきてまろやかになっていくことです。


ウイスキーには賞味期限がないので、アルコールの揮発に注意すれば何年でも持ちます。

例えばウイスキーのボトルを開栓して何ヶ月も掛けてゆっくり飲み進めるとします。

残量が半分くらいになった頃の香りや味は、最初のころとは確実に違います。

香りも尖ったアルコール感が消え、口当たりや味もとてもまろやかになります。

個人的には三分の一程度になったあたりが最高ですね。


この現象はワイン等ではいい表現として使われない酸化だと考えています。

ワインは醸造酒なのでよくないニュアンスとして現れますが、ウイスキーは蒸留酒なので

空気に触れることで酸化熟成が進むんだと思います。

(蒸留酒は醸造酒に熱を加え、アルコールの沸点の低さを利用して気化し、蒸留して純度を高めるます)

だからといって栓を開けっ放しにしたら、アルコールが気化して消えてしまいます。

(Barのマスターによってはわざと栓を少しだけ緩めてウイスキーを開かせる技を使う方もいらっしゃいます。別の小瓶に少量移すマスターもいました。)

あくまでも、ほんの僅かなところでの作用だと思っています。

以上、浅学なマニアの戯言でした。



脱線したので戻します。

(既に2000文字を越えてしまったのですっ飛ばしますw)


当日、彼の家に伺いました。

奥さんは友人と外出中で彼一人とのことでした。

(彼のお子さんは既にご結婚していて、たまにお孫さんと尋ねてきているようでした。)

ご挨拶後、ウイスキーで乾杯!

彼は水割、僕はストレートです。

彼の用意してくれた種無しオリーブをつまみながら、僕の話題は専らウイスキーです。

彼の話題は太陽光発電、その関連の仕事をしているそうです。

もしかしたら投資方面のお誘いか?

と思ったので、

震災直後に決まったバカ高い買取価格も毎年見直され旨みが無くなっている話とか、自然エネルギーの本当の実用化は、ひとつの街を賄える程の大規模な蓄電池の実用化とセットでしょとか、メンドクサイ話をして予防線を張りました。


もう下品な人間でいいと思ったので(普通にしてるだけで下品ですがw)

この集合住宅の他の人たちの無責任っぷりとかにも毒を吐きました。

まあ誰もやりたがらなくて皆が逃げている理事長を、何年も僕がやっているので言う権利はあると思います。

彼にもやってくれと頼みましたが断られました。


僕だってやりたくないですし、僕が逃げたらどうするんでしょう?


そんな感じでお茶をにごしていたら奥さんが帰ってきました。

そこでご挨拶して、少ししたところで手を付けなかったおつまみ全部と、彼が一番気に入っていたマッカランを置いてお暇しました。


何とか巧く逃げられた!

と自画自賛していた数日後

「先日はありがとうございます。ウイスキーの美味しさ改めて認識しました。ご馳走様でした。ところで色々と落ち着いてきたので講演会如何でしょうか?」

といったメールが届きました。


・・・・・まだ続くのか~(泣)

直ぐにご遠慮する旨の返信をしたのですが

「講演会は密になるからですかね。ではささやかながら我が家ではいかがでしょうか。」

と返ってきました。

やっぱ駄目か~

あくまでも内容は教えていただけないようですw


しょうがないので出来るだけ失礼のないようにと考えて

「先日お話させていただきお分かりのことと存じますが、このような口の悪い人間です。○○さんの大事にされている事柄に対して、失礼なことをしてしまうかもしれません。なので、講演会にはお邪魔せずに、この辺りで留めておいたほうがいいだろうという判断です。誠に申し訳ございません。」

と返しました。(ショートメール2通に分けて送りました)


するとこんな返信が

「構いませんよ。本音で話せることが大事だと考えている人間ですので。」

立て続けにもう1通

「でも会社ではコミュニケーション取られているんですよね。大丈夫だと思います。」

何故、上から目線・・・


釈然としない気持ちは残りましたが、長引かせたくないので

「本当に申し訳ございません。」

と返して終わりにしました。


その一ヶ月以上後の年末、またしても何事もなかったかのようにメールが届きました。

「頂きましたマッカランもう少しで飲み終わりそうです。年末年始に再会できそうでしたらご連絡いただけますか。」

これは無視

「明けましておめでとうございます。マッカラン飲み終わりました。」

このメールも無視してました。


いや~本当にメンタル強いですね!羨ましいです。

でも一応最初から宗教系かなと疑っていました。

(第一候補:宗教系 第二候補:投資系 第三候補:政治系)


そして先日

「来月から忙しくなるので、その前に知人の講演会にお誘いします。○月○日14:00~○野○ンプラザ。よろしくお願いいたします。」

といったメールが届きました。

メンタル強いのも考えものですよw


もうこれで終わりにしようと思って(警告はしたし)

「すみません。質問しているのにどういった講演会かの説明もなく、何度も誘われるのは気持ち悪いです。」

と返しました。

そしてどういった講演会なのか裏取りの為にネットで調べたのですが出てきません。

調子に乗って会場に電話して確認したところ、大ホールや宴会場ではない模様。

セミナールームに3件予約が入っていたので、伺っても差しさわりのない講演名のみ教えていただきました。

講演名と会場、日時で検索したところ

1件はアイドル関連のイベント

もう1件は漢方薬の医療関係者の集まりでした。

残ったのは仏教関係の講演会・・・

これだー!

色々と腹落ちしてスッキリしました。


その時、着信音とともにメールが・・・その文面がこれです。

「そうですね、失礼しました。→ 幸せになれる人、なれない人」


・・・・・・・これで終わりにしてくださ~い!


長文失礼いたしました。


文責

桜栗英人


P.S.

最後まで彼からは、どういった内容の講演会かの説明はありませんでした。

最新記事

すべて表示

#10 人材募集の話

動画の待遇の話です。 僕は話し出すと大概ぶっちゃけた話になってしまいます。 ネット界隈は色んな意味で怖いので、僕などは発信すべきでは無いのかも知れませんが、何も発信せずに後悔するより発信して後悔するほうがいいと考え書くことにしました。 世の中には「片寄り」や「濃淡」というものがあって、業界内のお金の配分も例外ではありません。残念ながら僕たちは弱小なので「薄い方」に属しています。 これは完全に僕の力

#9 その先の希望へ

今回は少し趣向を変えて健康について書いてみたいと思います。 実は僕はこの業界に入ってからストレスで相当太りました。 世の中には仕事が忙しくてストレスが溜まると痩せるタイプの人や、太るタイプの人がいますが、僕は太るタイプでした。 何日も家に帰れない日が続くと(今はそんなことしてませんよ!) 「こんちくしょー!負けるか!」 と、まず体力を補う為に食べてしまいますw やはりこの業界は大きな声では言えませ

#8 春休みの読書感想文

先日クローゼットの入れ替えのため、コットン製のシャツを出した際にふと思い出して数十年ぶりにw 読み直した短編小説の読書感想文です。 「オメラスから歩み去る人々」 作者はゲド戦記でお馴染みのアーシュラ・K・ル・グィンです。 「風の十二方位」という短編集の中の一編 久々に読み直したところ、なんとなく個人的に新しい気付きがありました。 この作品は作者本人による前文というか解説文というか・・・ それを除け