- sakura-tokyo
#16 時の流れに身をまかせ
少し前ですが、道端でこんなものを発見しました。

昔の缶ジュースのプルトップです。
なんだか久々に見たので写真に撮ってしまいました。
このプルトップからは取れてしまっていますが、蓋の部分のパーツを使って子供のころ遊んでいたことを思い出しました。
↓このパーツです。

プルトップの両脇にスリットがありますが、そこに蓋のパーツを引っ掛けてバネの力で飛ばして遊んでました。おっさん世代は分かっていただけると思います。
そこまで夢中になって遊んだわけでもないくらいの大した遊びでもないですが、なんだか懐かしくて思い出してしまいました。
このタイプのプルトップは、1989年辺りから本体から分離されない今のかたち変わって行ったそうです。
いまの形は「ステイオンタブ式」
上掲のものは「プルタブ式」というそうです。
ポイ捨てが社会問題となって変更されていったそうです。
確かに引き剝がしたら捨てたくなりますもんね。ポイ捨てしちゃいけないですけど。
思い出しましたが、飲んでいる間は人差し指の先に指輪のようにして留めておいて、飲み終わったら缶の中に入れて捨てていたりもしました。
何かの映画やドラマでプルトップを入れた空き缶をカチャカチャ振って赤ちゃんをあやしていたシーンがあったような無かったような・・・ルパンだったかな?
いまのステイオンタブ式に変わった当初は、蓋の外面が缶の中に入るのでなんだか気持ち悪い感じがしていて、なかなか慣れなかった記憶があります。
上掲の落ちていたリングは、僕たちみたいな(当時の)ガキんちょが遊びで飛ばしたのか、時の流れとともに分離してしまったのかは分かりませんが、少なくとも30年以上前から落ちていたということですね。
踏みつけられながらも30年・・・身につまされます。
昔は大らかだったのか、僕に倫理観が欠如していたのかは定かではありませんが、タバコのポイ捨ても指で弾き飛ばし方を工夫したりして、如何にカッコよくポイ捨てできるかなんてことも研究していました。(絶対こんなことしちゃいけません)
ついでに思い出したのですが、紙マッチを本体から切り取らずに折り曲げて片手で擦って火を点けるなんてこともしてました。
そのまま煙草に火をつけて、蓋の部分を指で弾いて火を消すんです。
失敗すると紙マッチが全て燃えて大事故になります。(アホですね~)
そういえば紙マッチも最近は見ないですね。
僕が煙草を止めたから見ないだけで、普通にあるのかもしれませんが・・・
もちろん定番のZippoを指で弾いて開くのもやってました。音がいいんですよね。
アニメでも映画でもドラマでも煙草を吸うシーンなんてめったに見なくなりました。
僕も禁煙して20年以上になります。
と、なんだか脱線しましたが上掲のリングを見つけたのは山の上です。

宝登山ロープウェイ
生憎の雨で景色もへったくれもありませんでしたがw
いい気分転換になりました。


最近は昭和のポップスなんかが海外でも流行ってるみたいですね。
ニューミュージックとかって伝わりますかね?
ラジカセが一部で人気とかも聞きますし、僕たち世代でいうところの8mmフィルムカメラが懐かしい的な感じなんでしょうか?
アニメも昔はフィルムでした。TVの多くは16mmだったので、チェック用のポジフィルムを映写機で映しながらラッシュチェックしてました。
ここの色パカが・・とか言って、影絵のように指差した影を作って指示したりw
僕がこの業界に来たときはギリギリまだセルが残っていた時代でした。
なんてことを考えながら、時間というのは地続きなんだな~と当たり前なことを思い出した一日でした。
文責
桜栗英人