- sakura-tokyo
#25 人生の歩き方
近況報告です。
本当は1月にはスタジオを引っ越している予定だったのですが、内装工事の遅れでまだ引っ越しはできていません。
円安とか戦争とかが遠因と言われると受け入れざるを得ず、なんとも複雑な心境です。
まあそれでも月末には引っ越せるのでよしとしましょう。
このブログももっと頻繁に更新したかったのですが、現状が慌ただしくて更新できませんでした。いまは泥水を啜ってでも凌いで次に繋げる時期だと考えています。
昨年は離脱者も多くでましたが、今年に入って一緒に頑張ってくれる仲間も増えました。
4月に新人も来るので新たな気持ちで次のステップを踏み出したいと思っています。
僕はと言えば4月に入院が決まりました。
昨年の目の手術後の療養中に右膝の半月板を割ってしまい、ここまで何とか凌いできましたが、そろそろ限界が近づきつつあるので手術することにしました。
こんな50肩の痛みも酷く満身創痍な僕ですがw それでも幸せを感じることがあります。
最近頻繁に考えるのですが、
「この歳で個人的ではない夢を語れるって、なんて幸せなんだろう」
って思うんです。
僕の年齢は定年とか役職定年とか自分の老後を考えるお年頃だそうです。
僕が歳を食ったせいか業界内外でもそんな話題が僕の耳に入ってきます。
確かに家族や老後は大切なことだと思います。
自分自身の人生ですから考えない分けにはいきません。
やりたいことや夢もあるでしょう。
でも、僕は欲しがりなのでw
大きな会社と比べてはいけないとも思いますが、こんな小さな会社でも将来の展望を考えたり夢を語ったりすることが、みんなの未来へ繋がって行くことに幸せを感じます。
もちろん僕の食い扶持も稼がなくてはならないので綺麗ごとだけでは済まないですけどねw
自分が頑張れるうちに、みんなの将来の役に立つスタジオにしたいというのが僕の夢です。
みんなの顔が心に浮かぶうちは頑張れます。
それに名前も知らないイラストレーターの君の役に立ちたいとも思っています。(私信)
そんなことが思えるというだけで、僕はとても幸せなんでしょう。
状況は酷いですがそこここに光は散見されます。可能性を感じます。
僕の勘は意外と当たるんですよww
昨年は円安のピークも当てたしね(儲けてはいないですがw)
それにはまず膝を直さないといけません。
整形外科の先生曰く、半月板の損傷は割れている部分を取ってしまうのが手っ取り早く復帰も早いらしいのですが、それだと残った半月板が削れて変形しクッション性が失われてしまい、将来膝を悪くする可能性があるとのことでした。
(僕の歳でも取るのは年齢が若いと言われました)
幸いなことに僕の場合は割れた部位を縫い合わせることができるそうです。
但し、復帰までの時間が掛かるらしく4週間は松葉杖生活だそうです。
二週間くらいの入院と、退院後もリモートでの自宅作業になってしまう・・・
新人が来た早々に入院は心配ですがみんなに任せます。
完治するまでにはそれ以上の時間は掛かりますが、時間が掛かることには慣れています。
紆余曲折は日常茶飯事で、歩き方も下手糞な僕はここまで来るのにとんでもない時間が掛かってしまいました。
それでも諦めずに歩いて来たところ、今でも周りには大切な仲間たちがいます。
失敗しつつもまだ可能性は残っています。
果実は彼らが収穫すればいいんです。
僕からは折れない心、諦めない気持ちくらいしか教えることはできませんが、実はそれが一番大切なんじゃないかと最近気づきました。
昔の僕はもっと虚栄心があり、嫉妬深さもありました。
でも歳をとるにつけ疲れてしまってw
枯れるというのも悪くはないと考えられるようになりました。
成功とは無縁ですが、まあまあこれまで楽しくやっては来たし人生の元は取っただろうとw
これからは余生だと、思った途端に気持ちが楽になりました。
怖いものも減った気がします。
既に2月になってしまい年頭の所信表明とはいきませんがwここに記します。
下手糞な歩き方でも反面教師にして参考にしていただけると幸甚です。
僕は膝を直して歩き続ける所存です。
文責
桜栗英人