- sakura-tokyo
#30 実録!入院生活生中継!!
*不快な表現が含まれますのでご注意ください。
いま現在、僕は杏林大学医学部付属病院外科病棟に入院中であります。
一昨日の夕方に半月版損傷の手術を受けました。
随分と忙しいらしく、順番が回ってくるまでに時間が掛かって蛇の生殺し状態でした。
手術自体は全身麻酔だったので、いつの間にか終わっていました。
麻酔から意識が回復した直後は、身体が思うように動かないだけで痛みも無く、かみさんとも普通に話もできました。
なんだ楽勝じゃん
な~んて思って調子こいていたら、病室に戻ってからが大変でした。
まずオシッコがしたくなって「どうしましょう?」と看護師さんに聞いたんです。
すると
「そのまましちゃってください」
と、謎の返答をいただきました。
理解が追いつかずフリーズしていると
「この管に繋がっているから大丈夫ですよ」
と僕の下半身の布団から出ている管を指さしました。
そしてベッド下を点検するような動きの後
「うん、問題なく出てますよ」
オーマイガッ!!
そうです、身体の感覚が無くて気が付きませんでしたが
僕の左腕には点滴、胸からは何やら線が何か所か出ていて箱型の小さな装置に繋がっています。左の人差し指も固められコードが出ていました。
もちろん右膝はガチガチに固められていましたが、両足も何かに覆われていて小さな浮袋みたいなもので圧迫したり緩めたりしていました。
そして問題の下半身ですが・・・
僕の〇ん〇んから管が出ているじゃないですか!!
そういえば前日の説明で、カテーテルがどうのこうのと言っていたような・・・
以下手術の説明書類より抜粋
・排泄
排尿:手術後はほとんどの場合、尿道より膀胱に管を入れ、尿が自然に流れる状態にします。尿意や違和感が強いときはお知らせください。
排便:ベッド上安静の間は、ベッド上で排便を行います。お手伝いをしますので看護師にお知らせください。
だんだん感覚が戻ってくると、〇ん先に違和感が・・・
そして痛みも戻ってきました。
右ひざは全身麻酔以外にもブロック注射というのをしているとのことで、まだ痛みはそれほどでもありませんでしたが
〇ん先の痛みと、お漏らししているような背徳感が僕を苛みます。
その夜は最悪でした。
身体が固められて動けないのと、右膝が固められてクッションの上にあるので、重さが微妙に腰に集中して痛くなってきました。
更に右膝の痛みも戻ってきました。
まるでジャックバウアーの拷問のようでしたよ(古い?w)
唯一の救いは、僕は極度の便秘症なので排便は大丈夫だったことくらいでしょうか。w
永遠に続くと思われた夜が明けた翌日(昨日)巡回に来た先生にカテーテルを外してもらうことを懇願しました。
先生の半笑いで眉が下がり、「だよね~」という心からの共感とともに
「看護師さんに言っておきますね」
という言葉は一生忘れません。
そして一日かけて諸々の装着物を外して現在に至るのですが、まだ〇ん〇んのダメージが深く残っていてオシッコの我慢が十分にできません。
普段だったら尿意を催しても普通に我慢できるのですが、体感で6割程度の我慢しかできないので、車イス生活の僕には排尿ギリギリで常に危険と隣り合わせのデンジャラスな入院生活が続いています。
いま僕は
如何にパンツを濡らさずに排尿に至るか
という深く苦しい人類の命題と向き合っています。w
なんてアホなことを書きながら、ふと外を見ると今日はとてもいい天気ですね。

キラキラとしていて僕の悩みなんて大したこと無いように思えてきました。
日々感謝と共に生きて行きましょう。
文責
桜栗英人