- sakura-tokyo
#9 その先の希望へ
今回は少し趣向を変えて健康について書いてみたいと思います。
実は僕はこの業界に入ってからストレスで相当太りました。
世の中には仕事が忙しくてストレスが溜まると痩せるタイプの人や、太るタイプの人がいますが、僕は太るタイプでした。
何日も家に帰れない日が続くと(今はそんなことしてませんよ!)
「こんちくしょー!負けるか!」
と、まず体力を補う為に食べてしまいますw
やはりこの業界は大きな声では言えませんがいろいろありますしね。
特に東京でこのスタジオを始めた当初は、制作は僕一人でやっていたので
「てんやわんや」でした(表現古っ!ww)
週一でも家に帰れない時もあり、気がつくと僕のシルエットはまるで
「ベイマックス」のようでしたw
別に僕は太ることに対して否定的ではありません。
ホンジャマカの石ちゃんとか大好きですし、最近では神田伯山さんのAラインのシルエットもどっしりしていて素敵だと思います。(伯山さんは例に出すと怒られるかな?)
ただ・・・彼らは選ばれた人たちだとは思っています。
何を言いたいのかというと
太るには才能がいる
選ばれた人のみに許されるスタイルである
と思っています。
僕にはその才能がありませんでした。
体重が増し増した後、程なくして体調が悪くなりました。
車の運転席に座ると、なんだか内臓が圧迫されるような気分になります。
指もパンパンになり指輪ももう外れません。
なんだか指先も痺れているような気もします。
このままでは死ぬ!
と思って、一念発起!ダイエットをすることにしました。
その時すでに僕の年齢は魅惑の40代に突入していました。
殆どの方は才能豊かなシルエットの方々に及ばない近辺でまごついていると思います。
そのポジションでしたらそこまで体調も心配することは無いでしょう。
どちらかというとそのポジションから、もう少し体重を落としたいと願う人たちが多いと思います。巷にこれだけダイエット本が溢れている現状を鑑みるに、僕の見解は外れてはいない筈です。以下はその方々へ僕なりのアドバイスです。
まず第一に心に刻まなければならないワードがあります。
「食べたら太る」
このパワーワードを決して忘れずハートに刻み込みましょう!
よく動くので食べても太らないという方もいらっしゃいます。
運動して痩せるとかもよく聞きます。
以下は僕の考え方です。
動いているから太らない人は、仕事や生活スタイルで動いているんです。
現状太っている人はそういった環境ではありません。
ジムに通うくらいの運動で痩せようというのは間違いであると考えました。
(仕事を犠牲にするくらい運動に集中しないと無理だと思いました)
「体重を落とす」というゴールへの最短距離は
「食事制限しかありません」
運動は食事制限で体重を落としている最中に、体力や筋力を落とさない為にすることです。
食事制限は意志の力です。
それを妨げる障害を出来る限り取り除かなければなりません。
よく言われる「夜の食事を取らない」は僕の生活スタイルに合わないので除外しました。
夜は食べる、但し食べる内容を変える。
出来る限り野菜中心にして、必ず汁物をとる。
僕はもうおっさんだったので、一日一食にしました。
若い頃のイメージが習慣として残るので、どうしても必要以上に食べてしまいます。
お腹がへるのはカロリーが足りないからではありません。
本当は、そんなにカロリーいらないんですw
幸いなことに僕は毎日同じ食事でも構わない人間でした。
毎日「豆腐にカットサラダをかけてドレッシング」と「味噌汁」「厚揚げ豆腐を肉代わりにしてたっぷり野菜炒め」を食べていました。
たまに米が食べたくなったら、水分たっぷりでスープに近いお粥
その一食はガッツリ食べていましたが、半年程度で30キロくらい落としました。
体重を落とす際に注意しなければならないことがあります。(これは僕の体感です)
それは「体質の変化を待つ」ことです。
最初に数キロ落ちた後、暫く体重は変わりません。
若しかしたら少し増えたりするかも知れません。
多分それはまだ痩せる体質になっていないからだと思うんです。
落ちなくなっても諦めず、続けて行くとまた段々体重が落ちてきます。
このタイミングで脱落する人が多発するのではないでしょうか?
昔の人はいいこと言ってます。
「継続は力なり」
僕はこうやって痩せました。
いまは少し戻してしまいましたが、ベイマックス時に比べれば20キロ以上痩せたままキープしています。
まあメッチャ痩せているとか、スタイルがいいとかでは無いですけどねw
おっさんなので下っ腹はでてるしw
いろいろな人の話を聞くとキープすることが難しいようですね。
昔の食べていた頃のイメージから離れるのは大変だと思います。
ダイエット時は根性で何とかなるかも知れませんが、その後の食事内容も変えて行かないとあっという間に戻してしまいます。
でも結局確実なことはひとつです。
さあ、ご唱和ください「食べたら太る!」
ダイエットに近道はありません。
というか運動で痩せるとか、食べるものを少し変えて痩せるかよりも、ガッツリ食事制限して野菜をたっぷり取ることの方がリアルな到達時間は早いと思います。
血液サラサラになるしw
年齢がいっているからといって諦める必要もないと思います。
それではみなさん、よいダイエットライフを!
文責
桜栗英人