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#34 久々のブログで募集の話でも

  • sakura-tokyo
  • 4月16日
  • 読了時間: 5分

更新日:1 日前

色々あって止めていたブログですが、再開することにしました。

たま~にですけど

以前のブログは下品すぎて削除されたという噂もありますが、僕の名誉の為に

一応否定しておきます。


相変わらずしょぼいサイトですが、僕の(会社の)生存報告として更新します(笑)


せっかくなので現状の新人アニメーター(動画)の待遇について書きますね。

これでも一応前に進んでいると思ってい・・・思いたいです。


弊社は当初、完全出来高制でした。


4年前に下記のようになりました。

業務委託 月額11,000円(税込)+出来高制

社内作品 1枚242円(税込)

社外作品は作品毎の基準額


2年前からはこんな感じでした。

業務委託 月額55,000円(税込)+出来高制

社内作品 1枚330円(税込)

社外作品は作品毎の基準額


先月下記のように変更して・・・

業務委託 月額77,000円(税込)+出来高制

社内作品 1枚440円(税込)

社外作品は作品毎の基準額


今月再度変更しました。

業務委託 月額165,000円(税込)+201枚目から出来高制

社内作品 1枚440円(税込)

社外作品は作品毎の基準額


まだまだ胸を張れないことは承知していますが、個人的には感慨深いものも感じます。

なんとかここまで来た・・・みたいな(笑)


こんな変遷を書いているスタジオってあまり無いと思いますが(笑)

これを見ると、いかに時代の流れをギリギリで追いかけているかが如実に分かりますね。

(ギリギリでついて行けているかどうかの判断は保留します。)

一緒に頑張ってくれている、うちの子たちには感謝しかありません。

これからも、周回遅れにならないように頑張りたいと思います。


入社後は、月産動画300枚を2ヶ月連続で達成したところで社員化しています。

(その際は、第二原画を担当する)

給与 220,000円 固定残業時間含む​(社保完備あり)


弊社は最初は紙と鉛筆を使って研修から始めます。

本番動画もその延長で作業します。

*精度が求められる動画で、紙に描くことの不自由さを経験しておくことは、今後さまざまな局面で自分自身を助けてくれる。と思っています。


一定期間を経た後(個人差あり)タブレット作画に移行します。


少し前までの社員化の条件は、「月産動画350枚を2ヶ月連続で達成」でした。

現在は300枚と、少し緩く設定し直しました。


現在は下記のようなことを考えています。

*300枚を1ヶ月ではなく、2ヶ月連続でこなすことができれば、ある程度の動画のバリエーションは経験できている。

何故300枚かというのは、それぞれの考え方があると思います。

昨今の精度を求められる作品で月産1000枚以上こなす方々の話も聞きますが、専門職としてのプロフェッショナルな動画ではなく、原画マンになることを優先的に考えると最低この数をこなせば必要な知識は得られるのではないか、と思っています。(異論は認めます)


昔は特に枚数の設定はしていませんでした。

動画の枚数を多くこなすより、内容を重視して育てたいと思っていたからです。


今はこう考えています。

300枚というのは枚数をこなすことのみが重要ではなく、300枚分のカットを経験することが重要だと考えています。

1ヶ月に100枚しかこなさなければ(月産100枚前後の方はとても多いです)

月に10カット程度しか経験しません。(1カット平均10枚想定で)


動画の仕事として手元に来るカットは、下記のような工程を経て来ます。


注)動画職を目指す方々もいますが、大多数のアニメーター志望の方々は原画職(レイアウト+原画)を目指しているという体感なので、その前提で書いています。


①自分自身が目指しているアニメーター(原画マン)が演出との打ち合わせを経た後、苦心してレイアウトを作画して提出する。

②演出が上りをチェックして悩み(喜び?苦しみ?)ながら、原図や芝居、カメラワーク等(タイムシート)修正して提出する。

③作画監督が更に修正を加えて提出する。

*その間には監督や総作監も修正を加えます。

④そのカットが原画マンに戻り(最近は戻らないことも多いですが・・・)原画にする。

⑤再度演出チェック

⑥再度作監チェック


上記のような工程を経て手元に来るカットは、ただ動画をするだけではもったいない程の情報が含まれているのではないでしょうか。

目指すべきアニメーターになる為の情報が詰まっていると思います。

その情報が詰まったカットを、月産100枚しかこなせなければ月に約10カット程度しか経験できません。それは年間だと120カットです。

最初は300枚は厳しくても、頑張って200枚をこなせれば月産20カット、年間だと240カットが経験できます。倍違います。

原画を見ればいいということなら、原画集を見る等やりようは幾らでもあると思います。

ただ思うのですがそれは、動画の仕事としてがっつり取り組み経験することと同じでしょうか。泥臭いですが、前述の紙と鉛筆での経験と同じで、リアルな経験は違うのではないか、というスタンスを(今のところ)弊社は取っています。


よく手が早い遅いと言われますが、実際に手の動きが早いか遅いかではないと思います。

要は、頭の中で段取りが上手く構築できているかどうかの違いではないでしょうか。

キャリア当初に、その辺りを訓練しておくことも重要だと考えます。


上記の理由で、今のところ現在の枠組みとなっています。

それは(押しつけかもしれませんが)アニメーターとしての人生を、長く続ける為の基盤となるのではないかと思っています。


例えば、今後AIがどのような形で浸食してくるか僕には分かりません。ですが、

倫理観や法律等の制約があるにしても、何らかの形で来ることは想像に難くありません。

これは多かれ少なかれ全ての職業に当てはまることだと思います。

「AIに仕事を奪われる」のではなく

「AIを使う人たちに仕事を奪われる」のだとすると

そんな彼らから奪い返すには、その仕事に対する深い理解が必要なのではないでしょうか。

少なくとも基本を身体に叩き込んでおくことは、差別化のひとつとなるような気がします。

どうしようもなく昭和な表現となっているところはご容赦ください(笑)


まぁそんな感じでとりあえず、募集要項の補完的な感じで書いてみました。

最初っから社員で採れよ!

というご意見は、重く受け止めつつ今後の課題といたします。


現場からは以上です。


文責

桜栗英人

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