最近特に老眼の度合いが酷くなっている気がします。
寂しい限りです。
老眼とは目の病気という訳ではなく、老化により眼球の中にある水晶体というレンズが固くなることによって起こる現象だそうです。
若いころは水晶体に弾力性があるためレンズの厚みを増したり薄くしたりすることでピント調整ができていたことが、老化が進むと水晶体が固くなり厚みを増すことが難しくなって近くの物にピントが合わなくなると説明されました。
レンズが厚くなることで接写用になるんですね。
勉強になります。
僕の場合は近眼なので眼鏡を外せば近くの物はよく見えます。
但し、極度の近眼なので本当に近くしか見えません。
15cm~20cmくらいかな?
パソコンで仕事をするには辛い距離感です。
なので度の弱い眼鏡を作っていたのですが、ピンポイントでしかピントが合わないので使い勝手が悪くて困っていました。
今は制作の机にパソコンがあるのは当然という時代です。
僕が制作をやり始めた20数年前は、机にパソコンは有りませんでした。
そんな中ジャンクショップで5000円くらいの不動パソコンを買ってきて、手持ちのパーツを足したり交換したりして使えるようにして、職場の机に置いてExcelで進行表とか管理してました。
進行表って当時は手書きだったんですよw
30代辺りの僕は、自作でパソコンを組んだりしてちょっとしたパソコンマニアっぽい感じでした。まあパソコンの自作やパーツ交換って大抵は素直に稼働しないので、相性の問題とか、動かない時の原因究明とかも喜んでやるくらいは好きでした。
それがいつの間にか全てめんどくさくなってw
スマホが普及し始めたころには既にめんどくさくなっていたので、手に入れたのも遅かったと思います。昔はニュートンとかザウルスとかパームとか大好きだったんですけどね~
ジョブズがアップルに戻ってきた際に、パームに負けたニュートンを売らなかったことが今につながるとか・・・知ってますか?
と、脱線しましたが最近特にパソコンを使う仕事が増えたので老眼では仕事にならなくなり、遠近両用メガネの必要を感じて調べ始めました。
今はいい時代で、レンズのみの販売も安価にしてくださるお店が多くあります。
コレクションとまではいかないですが、1970年代~80年代辺りのアメリカンオプティカルの安いフレームを何本か集めたり、国内のフレームをオークション等で買ったりして近場の眼鏡屋さんでレンズのみ入れていただいたことがありました。
通常のレンズだと一番安価でお手軽なのが JINS さんですね。
5500円(税込)で入れていただけます
そんな訳でフレームは複数本持っていたので、レンズのみの交換を考えました。
遠近のレンズでお得なところは何処だろう?
と調べ始めたところ「中近両用レンズ」というものが存在することを知りました。
遠近は遠方から近くまで、中近は数mくらいの距離から近くまでだそうです。
中近は手元を見る際の視野の広さが売りのようでした。
室内で仕事をするなら中近の方が使い勝手がいいのでは?
と考え、目標を中近レンズに変更して調べ始めました。
すると近所のメガネのパリミキさんで、8800円で入れていただけることが分かり早速購入しました。(1週間程度掛かりました)
いいですね!中近両用レンズ
お店では「近々レンズ」というものも紹介されました。
デスク周りから手元までの距離をサポートするそうです。
アニメーターにはいいかもしれませんね。
僕は落ち着き無く狭いスタジオ内を歩き回るので中近レンズが最適ですw
まあそれでも老眼になる前のようにはいかず、慣れるまでまだ少し時間がかかりそうですが、随分快適になりました。
昔の遠近レンズは境目がくっきりと分る「いかにも」な感じでしたがいまは全く分かりません。ピントがグラデーションで変化します。
技術の進歩って素晴らしい!
早く慣れて、昔のキレッキレな僕を取り戻したいです。
・・・元々そんなキレ無いってw
文責
桜栗英人